投資をする上で何よりも重要なことはタイミングである。
よく、株は底値で買って高値で売ればよいなどということが言われるが、これもタイミングについての格言である。
確かに当たり前のことだが、安値で買って高値で売るということは、最も重要でありながら最も難しいことではないだろうか。
果たして今回のサブプライムローンをきっかけにした金融危機で日本の平均株価がバブル後最安値を更新すると誰が考えられただろうか?
日本はサブプライムローンとは、一部を除き基本的に無関係であった。
なのに、バブル崩壊後のひどい状況のときよりもさらに株価が安くなるというのは異常な事態である。
いくら経済がグローバル化したといえ、そこまでなるのかというのが正直な印象だ。
個人的な予想では、当時は9000円ぐらいまでは下がるだろうというような予測だった。
このように予想などあてにならない。
今後1万2000円ぐらいまでは回復するだろう、というような予想を立てたところで何の意味もない。
少なくとも投資において予想は何の意味もなさない。
予想なんていうものは100ある組み合わせの中、1つだけを適当に選んでごらん、といわれたときの答えのようなものである。
投資において1パーセントの確率にかけるほど恐ろしいものはない。
そこで、1つだけいえる確かなことは、予想はするなということ。
もしするのであれば、今ある事実を元に、帰結するであろうことを予測することである。
これも確実ではないが、投資において今を見て当然の帰結を予測するという能力は非常に重要な物である。
おそらく著名な投資家である、バフェットやソロス、ジム・ロジャース、ならびに企業ではマイクロソフト、グーグル、アマゾンなどの企業家にはこの能力がずば抜けて高いものがあったのだろう。
私たちは、彼らほどのあいにく彼らほどの能力は持ち合わせていないだろう。
磨いたところでそのレベルに到達することは至難の業だ。
だけど、今を分析しちょっとした未来を少し見るだけなら、何とかできるのではないだろうか。
もちろん、それが少し見えたところで、財産のすべてをそこへつぎ込むという無謀なことはしない。
われわれは見えるだろう未来へ、分散して投資していけばいいのだ。
その中で、本物の未来へなったものが大きなリターンを生み出してくれるというわけだ。
おそらく、投資というものは、欲張りさえしなければ、私たちに明るい未来を提供してくれるものだろう。
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